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    ◎ごあいさつ
    川北良造

    石川県立山中漆器産業技術センター 石川県挽物轆轤技術研修所

    所長  川北良造 重要無形文化財保持者(人間国宝)「木工芸」

    越前より移り住んだ木地師集団が山中の地に挽物の技術をもたらしてから400年、日本一と誇れるまでに先人たちは技術を錬磨してきました。石川県挽物轆轤技術研修所はその先人に習い、山中漆器挽物轆轤の技術を磨く場です。幾百年と生きてきた樹を、伝統の技で世に蘇らせる。それぞれの木の性質を見極め、五感覚を澄ませて轆轤に向かう時、教える立場、学ぶ立場、共々にそれは精神修養の場でもあります。木造り、刃物造り、それに伴う様々な分野を体得しつつ、挽物轆轤技術の修得を図って下さい。
    ◎概要
    当センターは山中漆器の原点で、全国の頂点に立つ「挽物轆轤技術」の修得と後継者育成、及び将来の漆器産業を担う人材の養成、自主研究等を行うための産業振興の中核施設として平成9年4月1日開設しました。全国で唯一「挽物轆轤技術」及び「漆芸技術」を専門的に学べる研修施設です。
    研修風景